綾瀬はるか、八重の桜に懸ける思い
スポニチ:「きっと一生に一度の経験」綾瀬はるか 「八重の桜」に懸ける思い
綾瀬はるか(27)主演のNHK大河ドラマ「八重の桜」(日曜後8・00)が6日、スタートする。男装して銃を手に戦い「幕末のジャンヌ・ダルク」とも呼ばれる女性を、平成を代表する“天然派”女優がどう演じるのか。「私がボケているのは確かに事実です」と自ら認める綾瀬に意気込みを聞いた。
主人公の新島八重の第一印象を綾瀬に尋ねると「しゃべらない人」という不思議な答えが返ってきた。どうしてそう思ったのか聞いてみると「写真を見たので。でも写真だから、八重さんが無口なのもしようがないですね」と恥ずかしそうに笑った。評判通りの“天然キャラ”に、こちらもつられて大笑いだ。
“天然”は今や綾瀬の代名詞。本人はどう思っているのか。一瞬、間を置いて返ってきた答えは「天然かどうかは分かりません。でもボケているのは事実です」。
大真面目な表情と、その話す内容のギャップがまた愉快。どんな質問にも真剣に答えようとする真摯(しんし)な姿勢。いちずで純粋な彼女の魅力が詰まっていた。
撮影に入った感想を聞くと「銃は重くて、少し持っただけで手がプルプルしました。私がその時代に生きていたら、波に任せて生きているんじゃないかな」と苦笑い。おっとりとした語り口は、激動の時代を生きたパワフルな八重のイメージとはほど遠い。でも「共通点は多い」という。「私も実は負けず嫌い。小さなころは、八重さんのように男の子と競い合っていた。こうと思えば、とことんまで突き詰める部分もあります」
八重に感化されたところもある。「負けず嫌いの自分が今まではあまり好きじゃなかった。でも人がなんと言おうと、思いを貫き通す人はステキですね。それも魅力の一つになる。私も八重さんに近づきたいと思うようになりました」
ほんわかとしたかれんさが綾瀬の何よりの魅力。八重のように強い自己主張で周囲を引っ張るエネルギッシュな女性に今さらならなくてもいいと個人的には思うが、彼女ならきっとうまく変わっていくとも思う。「自分だけで何かをできるわけでもない。貫き方もいろいろある。八重さんは強さがありつつ柔軟で、傲慢(ごうまん)なだけじゃない」と主人公の魅力を明かした。
大河ドラマは、1人の人間の一生を1年にわたって描く。11~86歳を演じることに「年を重ね、人柄が変わっていくのをどう演じるのかは難しそう」と言いながらも、表情は明るい。自然と自身の未来も考える。結婚生活にも思いをはせ「悪妻じゃないけど、私は旦那さんに“こういうの食べなきゃダメじゃん”とか言っちゃいそう。きっと、うるさいとか思われるんでしょうね」と笑った。
「大河主演はきっと一生に一度の経験。全ての撮影を終えたとき、今までと違う感情が自分の中に出てくるんでしょうね」と目を輝かせた。女優として女性として、綾瀬がどう成長していくのかドラマの展開とともに楽しみだ。
◆綾瀬はるか(あやせ・はるか)1985年(昭60)3月24日、広島県生まれの27歳。00年ホリプロタレントスカウトキャラバン審査員特別賞。04年TBSドラマ「世界の中心で、愛をさけぶ」でゴールデンアロー賞新人賞を受賞。映画は08年「僕の彼女はサイボーグ」「ICHI」、09年「おっぱいバレー」、12年「ホタルノヒカリ」などに主演。NHK大河は今作が初出演。1メートル65、血液型B。
▽「八重の桜」会津藩の砲術師範の娘として生まれた山本八重の生涯を描く。戊辰(ぼしん)戦争で銃を持って戦い、日清・日露戦争に篤志看護婦として同行。同志社大の創始者・新島襄と結婚した。男勝りの行動力と意志の強さは、周囲に勝手気ままと取られ「天下の悪妻」とも呼ばれた。新島襄役をオダギリジョー、兄の覚馬役を西島秀俊、最初の夫・川崎尚之助を長谷川博己が演じる。
サンスポ:【ヒューマン】綾瀬はるか「八重と一緒に成長」
女優、綾瀬はるか(27)が新春から頑固な女で魅せる。6日スタートのNHK大河ドラマ「八重の桜」(日曜後8・0)に、同志社大を創設した新島襄の妻、八重役で主演。幕末の福島・会津藩に生まれ、明治維新後の戊辰戦争では新政府軍と戦い、日清、日露戦争では日本初の篤志看護婦に。明るく、たくましく生きる姿は綾瀬と二重写しだ。(ペン・森岡真一郎、カメラ・今野顕)
「よーく狙って、打ちなんしょ!」。1868年の明治維新に起きた戊辰戦争で籠城し、味方を鼓舞する綾瀬・八重。「幕末のジャンヌ・ダルク」と言われただけある。初回放送で、新政府軍にライフル銃の一種、スペンサー銃をぶっ放つ姿は勇ましい。
昨年9月から福島県などで撮影中。綾瀬は広島県生まれだが、会津弁の指導も受けつつ共演者やスタッフと訪れる郷土料理店でも、できる限り会津弁を使ってきた。その成果か、「ありがとなし(ありがとう)」「ごめんなんしょ(ごめんなさい)」といったセリフも板についてきた。
「会津で食べたニシンの山椒漬けと日本酒は最高!日本酒は特においしいなあ」というから、結構イケる口らしい。そんな綾瀬に、兄役の俳優、西島秀俊(41)が「撮影現場も彼女がいると明るくなる。困難や壁を打ち破っていく姿は自然で柔らかく、説得力がある」と話すなど、八重が乗り移ったかのような印象だという。
綾瀬自身、「八重さんは男まさりだけど、朗らかで愛情深くて芯がある。私も幼いころから男子とよく競い合ったし、分かる部分はたくさんありますね」と言うように、まさにハマリ役だ。
東日本大震災の被災地ともなった福島県。綾瀬のしなやかな感性が被災地を含む日本中を勇気づけそうだが、ここで八重の人生を振り返ると-。
1845年に生まれ、戊辰戦争の前に洋学者と結婚するが、降伏した絶望の中で離婚。しかし、兄の導きで訪れた京都で米国留学帰りの新島襄と知り合い再婚する。
しかし、12年ほどの結婚生活は子供がないまま死別。その後、会津の仲間とともに、日清、日露戦争に日本初の篤志看護婦として救護活動に従事して「日本のナイチンゲール」と呼ばれ、昭和の初め、1932年に86歳で亡くなるまで激動の人生を送る。
八重の信念は、今回のドラマの重要なテーマでもある会津藩の訓示の一つ「ならぬことはならぬ」。ともすれば忘れがちな「ものの道理」を大切にする精神だが、綾瀬にとって「ならぬこと」は「仕事の手を抜くことです」とサラリ。11歳から一生を演じきるが、実生活の結婚はまだ遠い将来のようだ。
「なんとなくですけど、34歳までには結婚したいとは思っています。理想の相手ですか?何でも話せて、笑顔の多い人がいいですね。つらい時は分け合って、楽しいことは2倍になる親友のような間柄になれる感じの人がいいな」
八重は男尊女卑が当たり前だった明治時代の社会にあって、新島を通じて学生に男女平等の思想を浸透させた人でもあった。このため周囲から「天下の悪妻」とも呼ばれたが、綾瀬は「私もね、“そんなの食べちゃ駄目じゃん”とか、結構、口うるさいんです」と苦笑い。普段は癒し系のホワンとした笑顔が魅力だが、中身は八重と同じく、頑固者を指す“会津っぽ”そのものか。
撮影は今年の暮れ近くまで1年以上の長丁場。「リラックスして楽しく撮影を続けられたら…。八重さんと一緒に私自身も成長したい」と気負いはない。時代に流されない人の熱い信念が、時代を作る。そんな大河になりそうな予感がする。
★新島襄役にオダジョー
共演は他に、最初の夫の洋学者、川崎尚之介役に長谷川博己(35)、新島襄役にオダギリジョー(36)。幕末に生まれた八重の幼少時代は鈴木梨央(7)が演じる。
綾瀬はるか(あやせ・はるか)
1985年3月24日、広島県生まれ。高校1年の時、第25回ホリプロタレントスカウトキャラバンで審査員特別賞を受賞し芸能界入り。2002年、NHKドラマ「風の盆から」で女優デビューした。代表作はドラマ「世界の中心で、愛をさけぶ」「ホタルノヒカリ」、映画「ハッピーフライト」「おっぱいバレー」など。1メートル65、血液型B。
スポニチ「八重の桜」スタッフが語る綾瀬はるかの「人間力」
女優綾瀬はるか(27)主演のNHK大河ドラマ「八重の桜」(日曜後8・00~8・45、初回のみ74分の拡大版)が6日にスタートする。
現在の福島県にあたる会津藩士の家に生まれ、戊辰戦争では銃を手に戦った実在の女性・新島八重を描いた作品。時代の変化にも臆することなく、激動の幕末を勇ましくしなやかに生き抜いた八重を綾瀬が演じる。大河ドラマ初挑戦となる作品に「全身全霊で演じていきたい」と気合が入る。
当初は別の作品が計画されていたが、東日本大震災を受け、復興を支援するドラマに変更。「会津の人は戦争に負けて、何もない状態から前向きに生きた。その姿勢が皆さんの勇気になれば」と綾瀬。福島を元気づけたいとの意図で、あえて福島が舞台の作品を大河に選んだ経緯もあり、出演者やスタッフの思いは強い。綾瀬は熱心に会津の歴史を学び、会津弁も習得。「最初は薩長(側)から見た幕末しか知らなかった。見方を変えれば、見る角度で人物のイメージもすごく変わるんだなって思いました」。敗者から見た幕末史はこれまで表立って語られなかったもので、維新の物語としても注目の作品だ。
主演女優としての綾瀬について、チーフプロデューサー(CP)の内藤愼介氏は「自然体の凄さ。綾瀬さんの凄さは、彼女がいると“やれるんじゃないか”って雰囲気にさせる」と賛辞。「引っ張っていくタイプじゃなくて彼女を中心にまとまっていく。彼女の人間力なんでしょうね」と声を弾ませた。
「今、八重を演じられるのは綾瀬さんだけかもしれない」と語るのは脚本家の山本むつみ氏。「綾瀬さんの持つ柔らかくて温かい雰囲気と、その中にある芯の強さが、八重のイメージにぴったり重なる」と指摘している。
前作「平清盛」と比べ、本作は明るく豊かな陰影と色彩に画面が一変。解像度の高い映画用の大型カメラをNHKドラマで初めて使用している。内藤CPは、固定撮影が軸となる演出にも「役者さんの芝居力も必要になる」と信頼を寄せる。
MSN産経ニュース:大河ドラマ「八重の桜」 復興に思い重ね…すべて失っても夢に託す
同志社を創設した新島襄(にいじま・じょう)(1843~90年)の妻、八重(やえ)の生涯を描くNHK大河ドラマ「八重の桜」が、6日からスタートする(後8・0)。物語前半の主な舞台は、八重の故郷、福島県会津地方。戊辰戦争で悲劇に見舞われた会津の人々が、激動の時代をどう生き抜いたのか。制作陣は作中に、東日本大震災に見舞われた東北復興への思いを重ねている。(三品貴志)
「会津の方がよかったのでは…」
撮影には、ソニー製の映画用高性能カメラ「F35」を大河で初めて使用している。演出担当の加藤拓専任ディレクターは「見た瞬間に『きれいな世界』と分かる映像にしたかった」と説明。カメラが大きいため、撮影上の小回りがきかない不便さはあるが描写力に優れ、構図を固定した映像で主演の綾瀬はるか(27)をはじめとする出演者の表情や演技を丁寧に表現できる利点があるという。
ボケやブレを活用した「龍馬伝」、リアル志向のためかえって「画面が汚い」と批判された「平清盛」など、近年の大河は挑戦的な画づくりが目立つが、加藤氏は今作を「非常にオーソドックス」とみる。それには「賊軍」として扱われることが多かった幕末~明治の会津を描くための意図が込められているという。
「幕府に長い間忠誠を尽くし、強固な藩内の絆や社会システムを築いてきた会津が、一夜にして汚名を着せられた。どれだけ悔しかったか。作品を通して『会津の方がよかったのでは』と問いかけてみたい。封印されてきた会津の正当性を描くためには、映像がきれいである必要があった」
被災者と同じ目線に近づきたい
制作を統括する内藤慎介エグゼクティブ・プロデューサーは「激動の時代に、登場人物がすべてを失っても希望を見つけていく物語。今、やらなければいけないドラマだ」と語り、幕末の会津と震災を体験した東北を重ねる。
オープニングでは、福島県民が桜をイメージした場面に登場する。参加した子供たちに10年後の夢を尋ねた内藤氏は、彼らが「警察官」「農家」などはっきりした目標を語れることに、心動かされたという。
「多くのものを失っても、人は夢を持って未来へ進むことができる。どんな苦境からでもはい上がれるということを(作品で)見せられたら」
東北復興への思いは、出演者にも共通しているようだ。会津藩家老の西郷頼母(たのも)を演じる西田敏行(65)は、福島県郡山市出身。「福島の俳優として断るわけにはいかない。役者として意味のある役」と出演を快諾した。
「大河を通じて、東北復興なくして日本の復興はないという意識を持ってほしい」と西田。一昨年の震災発生当日は県外にいたが、「演じることで(被災者と)同じ目線に近づきたい」という。
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| 2013-01-06 22:22
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